おばちゃんになるほど性に明るくなっていくまさこです。
日本にずっといると特に感じることはなかったけれど、海外で暮らしてみて気付いたこと。それは
「海外では政治と性の話をめっちゃする!」
です。これを踏まえて、今回は「政治と宗教と性」の話をタブー視してしまう日本について持論を書きたいと思います。
※私の経験談に基づく内容なので「完全にワタシ敵個人解釈」となります。ご理解の上、海外ってこういう感じなんだなーと参考程度に読んでもらえたらと思います。
健全でオープンな海外の政治と宗教と性の話
私は今42歳です。(なんのカミングアウト?)
10代と20代の頃に海外留学を経験して、現地のファミリーと一緒に生活をしたり、いろんな国の留学生と交流したり、複数の外国人の彼氏と異文化交流(意味深)した経験があるのですが・・・
ニュージーランドとドイツに留学した時に感じた、「あーーー、海外ってオープンマインドだなぁ」という衝撃を受けたことを忘れられません。
日本では「それって、、、言っていいの?」と思うような、自分の好きな政治家の話や、宗教の話、性行為や性病、身体のことについて男女問わずに口に出して話すんですよね。
【ニュージーランド】夫婦で仲良いのを隠さない
18歳のときにニュージーランドに1年間留学した時、40代夫婦&2歳と5歳の子供がいるファミリーにホームステイしていた時の話。
そのときの衝撃は、夫婦があからさまに仲がいい。子供の前だろうが、ホームステイしてる私の前だろうが、嫌味のないイチャイチャ感を出してくる。
そして一緒にお風呂に入って、翌日の朝はあからさまに機嫌のいいホストマザー。
いつもは子供にギャンギャン怒ってる時間でも、ニコニコ穏やかな雰囲気。
夜の営みでホルモンバランスが整ったんだろうけど、わかりやすすぎるっ(笑
- とにかく夫婦が仲良くしていること
- 夜の営み(セックス)をすること
- それを家族に隠さないこと
日本人の私にとってすごく衝撃的でした。たしかに夫婦なら当たり前のことで自然の姿ですよね。
わざわざ「昨日の夜さーー、セックスしてさーーー♡」なんて言う必要はないけれど、タブーみたいな扱いをする必要ってないんですよね。
両親が仲良くしている姿を子供に見せるということも、実はとっても大切なことだと思います。
【ドイツ】学生同士で政治について討論する
大学時代、1年間ドイツに交換留学していたんですが、ドイツ人は数人で集まるとそりゃまぁよく政治の話をする!
留学中は現地の大学生と週1回のペースで「居酒屋飲み会(スタムティッシュ)」をしていたんですが、ビール飲みながら政治の話をするんですよね。もちろん恋愛とかサッカーの話とか、どーでもいいような話もするんですが、熱くなるのは政治の話。
それぞれ違う政党支持をしていても、その場で熱く激論をするだけで、それ以外のときは普通に友達なんですよね。
そーーーーいう関係がいいっ!!!
みんな自分が信じる政党があって当然で、自分の持論を唱えることはあっても他人が応援している政党をバカにするわけじゃない。でもあーだこーだと議論する。相手の意見を尊重しつつ、思っていることをお互いに話し合うことが民主主義なんですよね。
でも日本だと支持政党が違うだけで「あいつは敵」みたいな雰囲気になってしまうんですよね。(そもそも政治に興味がない人が多すぎて話題にすらならないけど)
【ドイツ】礼拝にも行くし大学で宗教サークルがある
ドイツの大学に通っていた時に衝撃的だったのが
構内で宗教サークルの活動をしている
でした。
自分たちが信仰している宗教のことを積極的に勉強したり、それについて布教したり、集まってワイワイと楽しくサークル活動したりしていました。(オフィシャルではなく個人の集まりっぽかったけど)
実際に私も現地のドイツ人に勧誘されたことがあるんですが、その時の誘い文句が
「不幸そうだね。あなたの幸せを願って祈らせて。」
だったので、なんかカチーンときて「わたしゃ祈ってもらわなくても十分幸せだよっ!」と言って終わりました。
選ぶも選ばないも人それぞれですが、こうやって若者が宗教のことを話すシーンがあるっていいなぁと感じました。
日本では葬式仏教くらいで生活にあまり影響がないので、ほとんどの人が宗教に関心がなさすぎる。それで済むならいいけれど、宗教のことを知らなすぎるから宗教で身を滅ぼす人がいるのが日本。
あの手この手でスーーーッと人間の心のスキマに入ってくる新興宗教。
知識がないから自分の身を守れない。
だからこそ、普段から特定宗教に限らず「日本や世界の宗教」について知識をつけておくことってとっても大切なんですよね。
海外に出たらわかります。
宗教のことを知らないと恥をかくシーンがたくさんあります。
〜私の宗教観〜
私の家が浄土真宗なので、お葬式とか仏事ごとの時は浄土真宗のスタイルです。
でも、気持ち的には「どこにでも神様がいるんだよー」という日本の昔ながらの八百万の神的な考え方のほうがしっくりきます。
ドイツ留学中、語学クラスで「日本にはお米粒にも神様がいるんだよ☺」と言ったら、一神教のクラスメイトから一斉に「んなことない!」と反発されましたが(笑)
一神教の人に、八百万の神の感覚を理解するのはなかなか難しいに決まってますね。それでも私は「いや、万物に神様がいるって感覚が日本人にはあるんだーーー!そういう考え方もあるんだーーー!」と言いましたよ。
これもまた異文化交流!!ケンカじゃなく他国を知る良い機会!(笑)
昔から「政治と宗教と野球の話はするなって…」
日本では昔から「政治と宗教と野球の話はするな」と言われていますが、なにその狂った感覚っ(笑)
まぁ、日本の某宗教団体と関連政党のせい(?)で
日本で政治の話をする=宗教団体に入ってる!?
という「誤解」を生むような土台ができてるんですよね。いやいやいや、それって一部の人達だけだからー!
本来であれば自分の信じている宗教があるのは普通だし(私は浄土真宗の家で神道的な感覚が好みです)、応援したいと思う政治家がいたり、おかしいと感じる政党があるのは当たり前なんですよね。
だって政治があるから国がある。いや、国がある以上政治は切り離せない。
なのに、それについて同じ国に住んでいる人同士が討論できないっていうのは、、、うーん、そんなんだと政治が育たないですよね。
大人がTVばっかり見て「ワイドショー脳」に洗脳されて自分で考えないし、政治のことも他人事でもちろん選挙にも行かない。(投票したい党がないっていうのもあるけど)
大人がそんなんだから、子供ももちろん政治に関心持つことは難しいですよね。
大人が性教育できない国ニッポン
政治と同じように「性」についてもタブー扱いしていることも問題。
- 小さな子どもには「コウノトリが運んできた」
- 小学生には「オシベとメシベ」
- 中学生では「今はLGBTというものもある多様性の時代」
みたいなトンチンカンな話をしてたり、「で、これで子どもたちは何を学ぶの?」というような内容のことが多いみたいです。
産婦人科の先生を講師として呼んで、性交渉や性病のこととかを教えたりするような学校もあるようですが、やっぱり「それで?」としか思えません。
子どもたちに教えるべき性教育っていうのは、核心をつくようなシンプルな話。
子供がどうやってできるのかとか、セックスというものとか、こういうことをやったらダメとか。。。
歪んだ「性」の価値観を持つのははおとなのせい
セックスの話をすると、「イヤラシイっ!ひわいっっ!恥ずかしいっ!」という低次元の話で終わってるんですよね。まぁ、学校の先生って経験値が少ないイメージなので仕方がないのかもしれませんが。。。
オブラートに包んだようなことばっかりを話して、肝心のセックスのやり方を教えないから、子供たちはネットに落ちている「過激かつ現実からかけ離れているようなモザイク無しのAV」を見たり、「偏ったエロマンガ」を読んだり、2次元の世界に走ったり、ロリコンになったりするんだと思います。
子供の頃、おしっこの仕方やウンチのあとのお尻の拭き方を大人が教えてあげるから、子供はそれで学んでお尻をキレイにふけるようになるんだし、それと同様に性についても大人が教えてあげることって大切なんですよね。
まとめ:政治・宗教・性について明るくなろう!
政治についても、宗教についても、性についても、私たち大人がオブラートに包んでタブーなものみたいな扱いをしていると、子供はこれらを誰から学ぶんですか?って言いたい。
政治も宗教も性も、どれも生きていく上で大切だし切っても切り離せないもの。
話すことが恥ずかしいかもしれないけど、相手にどう思われるか心配になるかもしれない。
でも、次世代の子どもたちが正しい感覚を持つためにも、大人の私達は「宗教、政治、性」に対してタブー視するような感覚はもう捨てて、大人が大人同士で真面目に話すような土台を作って、子どもたちにちゃんと教えてあげる世の中にしていきましょ。
行動に移すのに遅いはない。
私もこれからもっと性について話していくぞーーー!(政治と宗教はどこいった笑)