結婚できない女の負け犬の遠吠えのようなタイトルですが、割と賛同を得られると思う現実的な「結婚式のご祝儀デポジット制」の導入についてです。
ご祝儀3万円という常識を変えたい
ここ最近の日本の離婚率は35%前後、全体の約3分の1の夫婦が離婚しているらしく、そんなに離婚するカップルが多いのかと驚いたのと同時に、懐の狭い私はふつふつと心にある気持ちがこみ上がってきました。
世間から嫌われてもいい。私はこう叫びたい。
「あの時の感動の涙とご祝儀返せやー!」
結婚式に出席して払ってきた金額
40過ぎて未だ結婚歴ゼロの女の戯言と思ってもらって構いません。
でも、これって結構本質的な問題だと思っています。
私はこれまで少なく見積もっても30人以上の友達の結婚式に出席してきて、毎回ご祝儀(友達には毎回もれなく参萬円)を渡してきました。
もちろん結婚式にかかる出費はご祝儀だけのはずはなく、結婚式でしか着ないようなおしゃれワンピースを買って、当日は美容室に行って髪の毛セットしてもらって、2次会、3次会まで付き合ったり、遠方のときは飛行機や新幹線に乗って前日入りしてホテルに連泊したり。
??総額一体いくらになるんだ???
怖くて計算したくないけれど、たぶん100万円は軽く超えてます。
もちろん、どの結婚式にも純粋にお祝いする気持ち100%で出席してきました。
大切な友達や親戚の新たな門出だし、新郎新婦やご家族はものすごく幸せそうにニコニコ笑っているし、新婦の手紙シーンでは毎回泣くし、なんなら一眼カメラぶら下げてカメラマンよりも写真を撮ってプリントアウトして、新郎新婦や参列者の人にプレゼントしてきた私。
結婚式の受付や2次会の幹事もよく任されてきたので、そのたびに何日も前からドン・キホーテにビンゴや景品の買い出しに行ったり、お店の下見をしたりと準備を繰り返して・・・
普通の出席者よりも、他人の結婚式に注いできたエネルギーとお金は半端ない!
そうやって誰よりもお祝いの気持ちで結婚式に出席してきました。自分はまだ未婚という現実と戦いながら全力で応援してきました。ひとえに新郎新婦の幸せを願ってたから。
なのに数年後に「えへ。離婚しちゃった。」と言われた回数は、片手で数え切れないくらいあります。
あの労力は一体何だったんだろう。あの感動は何だったんだろう。。。
ということを繰り返してきて行き着いたのが、このアイディアです。
ご祝儀をデポジット制に変えよう!
です。デポジット制って良くないですか??結婚式ではお祝いの気持ちを込めたご祝儀を渡す。2人の幸せな未来を願いながらです。
離婚したら一部を返金してもらう「デポジット制」
でも万が一でも離婚したカップルはご祝儀を返金する。ちなみに、内容としてはこんな感じ。
①結婚式ではこれまで通りご祝儀(3万円)を渡す
②離婚したカップルはご祝儀を参列者に返金する
1年以内・・・7割返金
3年以内・・・半額返金
これくらいが妥当かなぁ。。。
てか、今この記事を書いてて、自分自身がなんだかめちゃくちゃ心が狭くて、ケチで、人の幸せを願わないような人でなしに思えてきた。違うんです、本心は違うんです(汗)
結婚式にかかるお金が高すぎる
そもそも私は、日本の結婚式というものに対してビジネス臭がぷんぷんして、本当にこれ必要なのか?と疑問を持っていました。(葬式ビジネスと似てて、亡くなった人に対して残された家族が数十万〜数百万円を払うことになるシステムもおかしい。)
これから新しい生活を始める若い2人(年配の新郎新婦は別ですが)にとって、結婚式に使う金額が多すぎると思いませんか?
やれ、料理のクオリティや飲み物の種類、写真やビデオ撮影、衣装代、演出代、、、金銭感覚が狂ってしまうのか、結婚式にかかる費用に関してはみんなガッツリ支払うんですよね。
結婚式をしたい人は多いと思うのでそれを否定するわけではないんですが、ほぼボッタクリに近いような結婚式相場に合わせた多額のお金を投じるよりも、これからの新しい生活や将来のためにお金をキープした方が全然良いと思うんです。
ご祝儀を結婚式代に充てるんでしょうけど、それからすぐ離婚されたら、一体何のお金だったんだと思っちゃうんです。お金が惜しいわけではなくて、みんなもっと考えてみたらどうですか??と声を上げたいんです。
ご祝儀よりも欲しい物リスト
ちなみに欧米ではご祝儀という習慣はあまりなくて、みんなが新郎新婦にプレゼントを贈ったり、新郎新婦が作った欲しい物リストの中から「これ私が買ってあげる」と選んでプレゼントしたりします。
めちゃくちゃ無駄がないし合理的だし、これからの新しい生活にすごく嬉しいシステムじゃないですか?
新居に遊びに行った時に自分があげたモノがフル稼働してたら、プレゼントしたこっちサイドも嬉しいし、結婚式場にマージンで取られるよりも、無駄のないお金の流れですよね。
結婚式よりご祝儀無しのおもてなしパーティー
そもそも結婚する人のほとんどが結婚式場を利用しているけど、私の親世代は公民館で結婚式をしていた人もいたくらい生活の場に身近なイベントでした。
慣れない都心のホテルや郊外のウェディング会場よりも、もっと交通の便が良いレストランや、知り合いのお店を使ってパーティーするっていうのもありです。
なんなら、結婚する2人が新たな門出を祝って欲しい人達を招待して、自分たち主催のおもてなしパーティーを開くのが一番いいんじゃないかと思っています。
参加する人が気を使わないように、食費と飲み物代くらいは払うとしても、ご祝儀は受け取らない。
そしたら、ご祝儀が払えずに参加できない人や、仕事の付き合いで参加する人も、気持ちよく参加できると思うんですよね。
人生のピークが結婚式になってない?
結婚式は女の人の人生で最高の瞬間、みたいな価値観がありますが、そもそも人生のピークが結婚式っていうのが間違ってる!
結婚式って、これから何十年も続くであろう夫婦生活の最初の一歩で、最初がピークなら結婚式の翌日からはただ落ちていくだけになりますよね。
結婚式というイベントがないと最高の瞬間を感じられない、ではなくて、結婚生活の日々の中で見つける幸せを感じるのが本来の幸せじゃないのかなぁ、、、といつも感じています。
だから、結婚式という「ウェディングビジネス」に何百万円ものお金を使うのが信じられないんですよね。それでいて数年で離婚したり、離婚しなくても夫婦仲が冷めてたりするのって間違ってますよね。
結婚式自体にあまりにも費用がかかりすぎていることも、ちゃんとしたお金の感覚がないからなんじゃないかと思うし、とにかく結婚式という概念を改めて考え直すことが必要なんじゃないかと思います。
まとめ
結婚式を挙げるのがおかしいとは思わないですが、どうしてもビジネスに振り回されて、若い夫婦から大金を巻き上げるビジネスのシステムが受け入れられないだけです。
ご祝儀を払いたくないとかケチな人、と思われるでしょうけど私は一貫してこの考えです。
もし今後私が結婚することがあったら、絶対に
ビジネス結婚式は挙げない
ご祝儀はもらわない
というこの2点は死守したい!
40歳を過ぎたから友達や知り合いの結婚式に呼ばれることもほぼなくなったけど、結婚適齢期の若い人達には、たいして仲良くもない人の結婚式に無理して出席しなくてもいいんじゃないと言ってあげたい。
オチもない内容だけど、せっかく結婚したならご祝儀分くらいは夫婦仲良く過ごして欲しい。