小学校担任から受けた体罰と大人は守ってくれないという悟り。子供は親が守るのが鉄則!

    これまでの人生、幸か不幸か他人様に一度も手を挙げたことがないまさこです。

    もともと争うことが嫌い、というよりも「他人は他人」と心のどこかで距離を取っている性格なので、他人に対して手を挙げたくなる程の怒りが生まれないというほうが正しいと思います。

    その代わり、体罰を受けたことはあります。

    今回の記事は、私が受けた「小学校の先生からの体罰」の話です。

    目次

    小学校の体罰で学んだこと

    結論から言います。私が小学校の先生からの体罰で学んだこと、

    「先生って意外と信用できないな」

    ということで、それは今後私の人生を大きく左右することになる価値観の誕生となりました。

    体罰をしていた担任の先生に対してだけではなく、児童に手を挙げている先生がいるにも関わらず見て見ぬ振りしていたその他の教師も含めです。

    いわゆる、いじめの見て見ぬ振り。傍観者という名のサイレント加害者。
    子供同士のいじめだけではなく、大人、しかも子供の教育をする立場の「先生」が体罰を見ないフリをしていたという恐ろしい状況。

    もちろん、すごく良い先生もいたけれど、

    「あーーー、世の中ってこういうことなんだ。大人は助けてくれないんだ。」と、小学1年生で少し学んだことは人生経験として役に立ったと思っています。(嫌な経験だけど)

    小学校というケージの中で一番弱者である「児童(しかも低学年)」が、いち先生から暴力をふるわれていることに対して、その他の先生達が状況を変えようとしていませんでした。派閥や先生同士の関係性もあるんでしょうけど、子供にはそんなの関係ねぇ!ですよね。ただただ無常にも一方的に叩かれて、でもそれが当たり前という歪んだ感覚が染み付いてしまいました。

    今の時代、「体罰」というわかりやすいモノは減ってきているでしょうけど、肉体的な暴力ではなく精神的な「いじめ」という形ではびこっていますよね。

    子供がそんな状況に陥ったとき、最後に助けられるのは「身近にいる保護者」だけという、残念だけどそういうものです。虐待やネグレクトをしている親は別として、やっぱり自分の子供が変なことに巻き込まれていないか?以前と比べて変になってないか?学校で嫌なことがないか?親が注意深く観察してあげることが大切になってくると思います。

    このあとは、実際に私が小学1〜2年生の時に担任から受けた体罰について書いていますが、お時間のある方は読んでびっくりしてください(笑)私自身も当時の場面や状況をひとつひとつ思い出しながら書いていますが、改めて「マジかっ?」と思いました。隠しカメラとかボイレコがあったら良かったのにっ!!!!

    みなさん、自分の身を守るためにもなにかトラブルに巻き込まれそうな時には、スマホのカメラとかボイレコ機能を使って記録を残しておくことがすごく大切ですよっ!私はパートナーから常々「音源取っとけ」と言われて意識しています。

    体罰等によらない 子育てを広げよう! – 厚生労働省
    厚生労働省が発表している体罰についてのページです。参考にどうぞ。

    小学1年生、体罰大好き担任との出会い

    私が通っていた小学校は、当時全校生徒が360人程度、一学年2クラスという田舎の小さい学校でした。(少子化が進んで今はもっと少ないです)

    小学校1、2年のときの担任の先生は、50才くらいのオンナの先生。入学当時から何かしら感じる異様な雰囲気と胡散臭い笑顔。

    最初は「なんだろう、この感じ、、、この先生なんか嫌いっ」と思っている程度でした。

    ちなみに、私は小さい頃から大人とコミュニケーションを取るのが割とうまくて、ご近所さんの家でご飯を食べさせてもらったり、お風呂に入ったり、おじいちゃんおばあちゃん達に混ざってゲートボールをして遊んでいました。保育園時代も先生とすこぶる仲良く、友達とも関係良好、嫌なことなんて一つもなく過ごしていたような天真爛漫?な子供でした。

    そして、そんな私が人生で初めて(まだ7才弱の子供でしたがw)、違和感を覚えた大人がこの担任の先生でした。

    とはいえ、1年生の1学期が終わるくらいまでは、割と普通の先生と同じような感じだったと思います。そして1年生の途中から、徐々にその先生の本性が出てきたんですよね。

    件の体罰が始まりました。

    小学校1年の途中から2年の終わりまで続いた体罰。ちなみに、体罰は私個人にではなくクラス全体に対して行われていました。

    人権的にありえなくない?という体罰紹介コーナー

    その担任の先生に受けた体罰を思い出しながら、改めて

    「いやいや、こんなの今の時代だったら超絶炎上問題でしょ」
    「連日メディアで報道されるレベルでしょ」

    というような出来事です。

    我ながら「私の記憶違いであってくれ!」と願いたくなるような内容です。1980年代、SNSがあったら隠し撮りをTwitterで拡散できてたのに悔しい、、、、

    それでは、私が経験した体罰を”まさこの衝撃レベル”に分けて発表していきます!

    レベル1:宿題忘れたらビンタ

    ビンタ(平手打ち)でレベル1です。宿題を忘れた児童は教室の前に並べられてビンタされていました。小学校1年生なのでまだ身体は小さいし、担任は女性といえど大人の人から平手打ちされたら余裕でぐらつきますよね。

    口の中を切ったりしちゃいけないからか、怪我したら保護者にバレるからなのか、担任のささやかな御慈悲なのか(笑)、叩く前に必ず「歯を食いしばれっ」というセリフを言っていましたよ。

    このセリフが今でも脳裏にリフレインします。小学1年生のまさこは、”ビンタされる前には歯を食いしばらないといけない”ということを学びました。人生日々学びです。

    レベル2:お尻に膝キック

    先生は情緒不安定だったんでしょうか?あれこれと体罰を試みるんですよね。

    レベル2は「お尻に膝キック」です。これも宿題を忘れたり騒いだりした時とかに受けた体罰です(小学生なんだから騒いで当たり前なんですけどね)。対象の子供の背後に先生が立って両肩に手を置いて、お尻を膝蹴りするんです。ゴフっていう感触が尾てい骨に響き渡ります。遠い記憶ですが、内臓あたりに鈍痛が迫り上がってくるような痛み。

    子供の柔らかなお尻を膝で蹴り上げるので、先生の膝にはとくに痛みのダメージはなかったはずです。ずるいですよね。この体罰をされてるときも子供達は恐怖で動けないんですよね。されるがままの膝蹴りがレベル2の体罰となります。

    レベル3:机ごとふっとばされる

    レベル3には、インパクト?動作の大きな体罰「机ごと吹っ飛ばされる」がランクインです。宿題忘れたとか、授業中おしゃべりしたとか、質問に答えられなかった、たぶんそんなたわいもないことに対して担任はよくキレていていました。

    怒った先生は椅子に座っている子の席まで行って、机の前に立って、机を両手で持ったと思ったらそのまま横に振り投げるんです。机の下に足を入れた状態で座っていたので、当然、その机を投げた勢いに巻き込まれて一緒に投げ飛ばされるわけです。星一徹のちゃぶ台返しはちゃぶ台だけですよね。でもこの先生はもれなく子供も一緒に投げるんです。

    机と椅子と共に、児童が床に倒れる図。

    阿鼻叫喚の地獄絵図ですよね。隣の席の子も下手したら巻き込み事故みたいに被害をくらってました。

    でも、人って慣れるんですよ。それが当たり前の光景になっていて、とくにおかしいとも思わなくなっていたんですよね。泣いてる子もいたと思いますが、みんな泣いても怒られるから我慢するんです。戦争で人が死んでいく光景をずっと見ていると感覚が麻痺するような感じなのか、そんな感じ。「慣れ」というのは非常に怖いことだと思います。

    自分がこの体罰の対象になるとビビり上がってましたが、だいたいこの机ごとふっとばされるのって決まった人なんですよね。ちなみに、私も1、2回された経験ありです。もちろんぶっ倒れましたよねー。でも泣きませんでした。なぜなら先生が大嫌いだったから(笑)

    これで学んだことは、「嫌いな人に対して涙を見せるということほど屈辱的なことはない」です。

    レベル4:帰りの会での学級裁判

    レベル4になると、もはや肉体的な体罰ではなく精神的な体罰になってきます。

    帰りの会でのアレです。「今日の嫌だったこと」と発表したら先生に褒められるっていういわゆる学級裁判です。楽しかった1日の最後の帰りの会で、毎日「今日嫌だったこと」というネガティブコーナーが存在すること自体が愚の骨頂ですが、なぜか小学校にはびこるこの「嫌なこと発表」。

    この先生の帰りの会はとにかく長っかった。私の記憶違いでなければ、なにか一つでも「嫌なこと」的なモノが発表されないといけなかったし、嫌なことをしたと言われた子が理由を言って謝らないと帰りの会が終わりませんでした。子供のことなので、とくに悪気もなくイタズラしたり、遊びのつもりで叩きあったりしますよね。それすらも謝らないといけないとか、どんな歪んだ教育なんだと改めて思います。

    個人的な感想ですが、こういう変なイベントは日教組の影響だと思っています。吊し上げて、糾弾させて、萎縮させて、言うことを聞く子供を製造するための活動の一部。

    出る杭は打つし、子供同士が嫌なこと探しをして、それを発表して褒められるという戦時中の隣組方式。コントロールしやすい子供の出来上がりです。

    ちなみに、この帰りの会裁判で私も被告人になったことがあります(笑)棚に置いてあった友達の虫かごにぶつかって、落ちたはずみでちょっと壊れてしまったのでその友達に軽く「ごめん」っ謝って終了。そして、帰りの会での糾弾?

    次の日、私はなんだか身の置き所がない気持ちになって初めて学校を休みました。悔しいと言うよりもなんか友達の物を壊してしまったということが恥ずかしかっただけなんですけどね。なんですが!休んだ日の夕方、担任が我が家にやって来たんです。個別に生徒の家にいくようなタイプの先生ではなかったので???です。

    あとで親から聞いて知ったのですが、普段から勝気で先生に何言われても叩かれても泣かなかった私が学校を休んでしまったので、大事になったのではと焦っていたらしいです。「まさこちゃんは大丈夫ですか?」的な心配した体でうちの親に話をしていたそうですが、体調不良で休んだだけと思っていた事情を知らない親のほうが???だったそうです。

    バレて問題になったら困ると思ったんでしょうね。だったら普段から糾弾反省会なんてするなよ!!って話です。(この頃、この先生が体罰していることは親には話していませんでした。なんなんでしょうね、子供のこの「言ったらダメ」と思い込んで黙ってしまうところ。)

    レベル5:一人の児童をクラス全員にいじめさせる(総括)

    最後の体罰についてです。レベル5は精神的肉体的、どちらにもダメージを与える体罰です。これが一番インパクトがあって、酷かった内容です。

    いつも騒いで元気のある男の子が受けた体罰という名の集団いじめです。ちなみにこの男の子はクラスの中で騒がしかったけど、友達もたくさんいたし、別に全然問題児でもなんでもなかったんです。でも先生にとっては嫌な生徒だったんでしょうね。よく体罰を受けていました。そしてある日、

    「いつも○○君から嫌なことをされているから、今日は○○君をみんなでいじめましょう」

    的なことを先生が言い放ちました。(記憶が曖昧なので一言一句までは覚えていませんが、ニュアンスとしてはこんなノリでした。)

    先生が一人を対象にして「いじめましょう!」と、クラス全員の子供達を煽ったんです。目を閉じてその時の情景を思い出していますが、教室のカーテンを閉めて、教室の前方に机を寄せて広いスペースを確保させていました。

    そして、教室の左後ろのドアに追い詰められているその男の子。細かいセリフはまったく覚えていませんが、その男の子に対してクラス全員でなんかワーワー文句みたいなことを言っていました。子供は先生に褒められたくて、言われた通りにやっちゃうんですよね、無情にも。

    別にその男の子はみんなに嫌われていた訳ではなかったので、次の日からその男の子を無視するわけでもなくいじめるわけでもなく、その瞬間だけみんなに虐めさせていたという構図。

    これで学んだことは、人は恐怖に対して心をシャットダウンすることでなんとか自分を守ろうとするということ。防衛反応でしょうね。

    体罰が表面化しない理由

    どうして先生による体罰が表面化しなかったか、についてです。

    その先生はどうやらバリバリの日教組アカ体質で、人権とか平等とか差別とかそういうことばかりを主張するような系の人だったとか。というわけで、子供達にいわゆる「総括」というものをさせていたんですよね。だから、周りの他の先生達も下手なことは言えなかったらしいです。知らんがなそんなこと!子供のことを守るのが大人の役割だろがい!

    子供の中でも、ちょこちょこ親に話している子もいたそうです。うちの親も、その担任のおかしさに気づいて学校に訴えに行ったり、他の保護者と一緒に校長に話に行ったりもしたそうですが、全然請け負ってくれず諦めるしかなかったそうです。

    そして驚くことにその先生のことを「厳しくて良い先生だった」と評価している保護者もいたんですよね。うーーーん、あの体罰を知らないからそんなことを言えるのよ。

    なぜこの先生の卑劣極まりない愚行がまかり通っていたかというと、

    対象が小さな子供だったこと(弱者のみを対象にしていた)
    子供が体罰に違和感を持たなくなっていた(洗脳だね)
    保護者に対しては表ヅラが良かったこと(よくある話)
    日教組的思想が強く他の先生が見て見ぬ振り(怖かったんだよね)
    校長が問題にしなかった(何事もなく退職したいもんね)

    以上が主な原因だと思います。
    いじめと同じですよね。だからこそ、子供のちょっとした変化を保護者が気付けるくらいに、観察しておかないといけないんだと思います。共働きしたり、シングルで子育てしていたりするとそれどころじゃないと思うかもしれませんが、子供が辛いことをグッと我慢して毎日過ごしていると思うと、「忙しい」を理由にはできないはずです。

    一生続く訳ではないです。言葉でうまく表現できない、親に迷惑かけたらいけないと思う、子供はいろんなことを考えて遠慮して生きています。

    なので、毎日学校で何か変わったことがなかったのかたくさん話を聞いてあげてください。

    最後に:巻き込まれた弟への懺悔

    私も記憶が薄らですが、先生から体罰を受けていた友達を助けるわけでもなく、それが普通のことと思って過ごしていました。でも、担任のことは嫌いだったので反抗的な目をしていたと思います。前述していますが、叩かれても泣きもせず睨み返していたらしいです。

    先生にとっても憎たらしい生徒ですよね。相思相愛ならぬ相思相憎です。私、先生にどうやら嫌われていたらしいです(笑)

    そして、その後運悪くその同じ先生が2今年下の弟の担任になったばっかりに、気が優しくて繊細だった私の弟がその先生のとばっちりを受けていたらしいです。勉強ができていた弟が、予習をして学校に行くと怒られる(出る杭は打たれるパターン)、何かと目をつけられるということで、とうとう学校に行けなくなりました。2次被害です。

    当時、弟も苦しかったと思います。これ以上、先生のせいで学校に行けなくなるような子供が増えないためにも、子供さんの観察を続けてください。

    以上、長文でしたが読んでくださってありがとうございます!
    体罰というネガティブな内容ですが、これを知ることで世の中ひどいことが普通に起こっているということを知って予防に繋がることを願っています。子供がいない私にとって、

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