将来は絶対にオフグリット生活をするぞ!心に決めたまさこです。
オフグリットとカッコつけて言ってますが、要は「電気、ガス、水道など生活に必要なライフラインを遮断した自給自足で暮らす」ことです。
そんなの他人事と思われるかもしれませんが、災害大国日本に住んでいる以上、日頃からいざというときの対策を考えておくことはとても大切です。
あらゆる災害が起きてもサバイバルできる!そのための備えの大切さをみなさんとシェアしようと思います。
備えあれば憂い無し!
”サバイバルファミリー”から学ぶ災害で生き抜く術
みなさんにご紹介したい映画があるんです。
2016年に放映された小日向文世さん主演映画「サバイバルファミリー」
【ネット配信で観るならアマゾンのPrimeVideo「サバイバル・ファミリー」で検索】
東京のとある街で平々凡々と暮らす小日向さん一家。父親役の小日向文世さんや、母親役の深津絵里さんの演技や、子役の人達の今どきっぽいゆるい雰囲気もリアルで面白い。
ある日突然、電気が使えなくなるというシーンから始まるこの映画。コンセントにつながっている電化製品が使えなくなるだけじゃなくて、電池で動くような時計とかもすべて止まるという結構極端な設定だけど、その突き抜けた設定も面白かったです。
最初はただの停電だと思って、ほとんどの人が日常の生活を送ろうとしていたんですよね。でも電車は動かないしバスも走ってない、車のエンジンもかからないから徒歩や自転車で移動するしかない状態。
この時点で「自転車」という最強のアイテムを持っているかどうか、実はこのことがその後に大きく影響することになります。「自転車」はこの映画にとってのひとつのキーワードになっています。
ストーリーをなぞると長くなるので完結にまとめると、
- 災害時の都会暮らしの危うさ
- 危機管理能力が高い人と低い人の差
- 災害時に本当に大切なモノ
- 物が無い中で気づく「家族愛」
- 田舎で暮らすメリット
ということが描かれています。
観終わった瞬間から「やっぱり都会には住むもんじゃない!」「早く田舎暮らしの基地を作らなきゃ!」と思わせられる作品でした。
都会よりも田舎暮らしの時代の到来
これから日本に訪れるであろうあらゆる困難を乗り切るために、近い将来に自給自足に近い田舎暮らしを準備していくことの大切さ。サバイバルファミリーを観てを確保することの大切さを改めて考えるきっかけになりました。
これからの時代に必須なのは、高学歴よりも、安定した職よりも、都会のオシャレな暮らしよりも「自力で生きぬくチカラ」です。
この作品は、災害の多い日本人にとって他人事ではない内容になっています。
今回はなぜ私が「とにかく都会を捨てろ!」というのかを淡々と書いていきたいと思います。この記事を読み終わったときには田舎の物件探しを始めるかも。。。
日本の災害(自然・人的)を考えてみる
そもそも災害といえば、地震、台風、豪雪、津波、噴火などの自然災害を思い浮かべますよね。
でも、その他にも人的な災害もあります。たとえば、事故で物流がストップしたり、電力不足による停電、テロ、最近だとコロナウイルスで人が自由に動けなくなったのもある意味災害です。
とにかくたくさんの災害と常に隣り合わせで生活している私達。
災害が起きたあとは備蓄の大切さなど防災対策の意識がグンと上がる。でも、喉元過ぎたらすっかりその緊張感もなくなって、普段通りの生活に戻る。そして災害が起こって大慌て、を繰り返しています。
そりゃ人間ですもの。忘れることも大切です。でも、命にかかわるような災害時に毎回慌てることになるのはもったいない。
日頃できる災害対策はとにかく備蓄!
じゃあ平時の今何ができるかというと「備え」です。
昔の人が言ってくれている「備えあれば憂い無し」という言葉もそうですし、過去に災害被害に遭われた方たちの苦労から学んで活かすことが、その災害を意味あるものにできる唯一のことだと思います。
「備蓄が大切」ということは知っていても、日々の生活に忙しくしていて、実際に備蓄をしっかりしている人は少ないはずです。
突然やってくるのが災害。起こってから準備するのは至難の業です。
物流がストップしたらスーパーから物が無くなりますし、取り合いにもなります。昭和のオイルショック時、トイレットペーパーを奪い合う映像を見たことないですか?コロナが流行りだした初期の頃、マスクがスーパーや薬局から消えてまったく手に入らなくなったのを覚えていますよね?どこにも売ってないし転売で価格高騰したり、入手するのが困難な状態になったのを経験したはずなのにみんな忘れてる。
思い出せーーー!マスクを探して何件も薬局とかスーパーを回ってたあの頃をーーー!!!
あれはマスクだったからよかったものの、水や食べ物に置き換えてみてください。サバイバルファミリーでも水が貴重になって500mlのペットボトルが2,000円とか、盗んだりとか、川の水を飲んでお腹を壊したりとか、そういうシーンがありました。
災害になって一番重要になるのは水!間違いない!
食料(お米)と水を大量に備蓄する
とにかく水、米、塩、味噌の確保!
どれも日持ちがするものなので、最低でも家族が2週間くらい食べる量を家に置いておきましょう。水は少なくても1日で1人2リットル。
乾燥米とかカンパンとかパスタとかを備蓄する人も多いけど、私はあまりおすすめしません。乾燥米は値段が高いし家族分を確保するとなるとお金も場所も必要になる。カンパンは普段食べ慣れてないから、災害時に食べても飽きるし美味しいものではない。パスタでもいいけどソースを常に準備しなくてはいけないし、そもそも小麦は身体に良くない。
イメージしてみてください。
災害時、心も身体も疲れている時に「カルボナーラ」とか「ジェノベーゼパスタ」を食べるのと、「おにぎり」と「お味噌汁」を食べるの、どちらが心休まるか想像したら、断然おにぎり&お味噌汁セットじゃないですか!?
パスタが悪いわけじゃないけど(いや、小麦は食べないほうがいいんですがこれは別記事で)、どうせ備蓄するならお米をオススメします。
米と塩と味噌。これさえあれば日本人ならなんとかなる!
多めに買ったものは「ローリングストック」として普段から循環させましょう。
※非常食を日常的に消費して、減った分を追加購入する備蓄方法
火・電気・バッテリーを準備する
あとは、調理のための火を確保することと、寒さ暑さ対策。そして、電化製品を使うための電力確保=バッテリーの準備が大切です。
田舎なら家の周りの木を切って燃やすとかできますが、都会やマンション暮らしの人だとそう簡単に火を起こすことはできないですよね。最低でもカセットコンロとガス缶を準備しておいたら安心です。
あとは電気問題。災害が起きて停電になった時、スマホを使って情報収集したり助けを呼んだり、連絡を取り合ったりすると思いますが、そんなことをしてたらあっという間に充電がなくなってしまいます。
私は非常時のために、常にバックの中にはフル充電したモバイルバッテリーとケーブル(いろんな種類)を入れてます。ちなみにバッテリーも日々進化していて、安価で大容量の商品がどんどん発売されているので2年に1回くらいはバッテリーを新しくするのもお勧めします。
私が使っているAnkerの大容量モバイルバッテリーです。スマホを数回分フル充電できるくらいの容量をあるものを選びましょう。高いけど。重いけど。
ちなみにパートナーが災害用でとりあえず買ったポタ電はこちら。
私の100倍こういう準備に余念がない彼は、災害対策のためにこういうポタ電やライトはもちろん、いざ世の中が混沌としたカオス状態になった時のためにと防犯アイテムを買うような人です。
災害が起きた時の都会暮らしのデメリット
ここまで書いていて改めて思うのが、都会で災害を乗り切ることの大変さです。
そもそも人口が集中しているので、あっという間にスーパーから食料や防災アイテムが無くなります。下手したら奪い合いの争いが起こる可能性もあります。
たくさんの人が都心から逃げ出そうとするので、あちこちで渋滞が起きて完全に交通がマヒします。
エレベーターが止まったら、高層マンションに住んでいる人は重い荷物や子供を連れて階段を昇り降りしなくてはいけません。トイレが流せずに汚物が溢れてしまいます。
ご近所同士に知り合いが少ないと、食料を分け合ったり、暖を取り合ったり、そういう助け合いをすることも難しいです。
災害時、田舎暮らしにはメリットしかない!
その反面、田舎は災害に強いです。これはサバイバルファミリーでも描写されていたんですが、電気がストップしていても船に乗って魚を取りに行く、食料のための動物を飼育する、野菜を育てる、川で洗濯する。そんなことができるんですよね。
普段なら田舎で暮らすデメリットに感じる人が多い「関係が蜜すぎるご近所付き合い」も、災害時には大きなメリットになります。子供の頃からの付き合いがあって、それぞれの家族構成もわかってるのは安心ですよね。
農家さんだったら野菜や漬物やお米をストックしていたり、自家発電機を保管していたりします。井戸と自家発電があったら、ポンプを動かせるから水も確保できる。
田舎の人は、自分たちで自活できるような工具や器具を持っていたりします。
ちょっと話はずれますが、コロナ禍に緊急事態宣言が出た時や、コロナ感染したため自宅待機をしなくてはいけなかったという話です。
都会だとマンションやアパートの一室でジッとしているしかなくて息が詰まりそうになっているという声をSNSやニュースでたくさん見ました。
でも田舎だと庭がある。隣の家と離れてるから、自分の敷地内だったら自由に過ごしていても文句を言われない。人目を気にしなくていい。
緊急事態宣言中でも、田舎では子どもたちが家の庭で楽しそうに遊んでたり、大人も普段とそこまで変わらない生活をして過ごせていました。
うん。こういう非常時のときもやっぱり田舎サイコー!
これからは個々の危機管理能力が問われる時代
都会に住まざるを得ない人もいるでしょうし、都会じゃないとできない仕事もあるでしょう。もちろん好きで住んでいる人もたくさんいます。
でも、これだけ災害が多い国なのに人が一極集中して住んでいる必要って無いんじゃないんでしょうか。
高層マンションに住むことはステイタス?
駅に近くて買い物にも便利な場所に住むのは快適?
でもその裏には大きなリスクもある、ということを少しでも想像すると都会に住むのをやめる人もいるはずです。少なくとも私は都心(都会)に住みたいと一ミリも思いません。
これからの時代は田舎暮らしですよ。
このサバイバルファミリーの映画の中でも、電気がストップしてすぐに田舎や水を確保できる場所に移動を始める人と、頑固に居座り続ける人との対比が描かれていました。危険を予測できる人は、次に起こることを想像して、安全確保のために人よりも一足先に行動に移すから難を逃げ切れる。
でも、このまましばらくしたら元に戻るだろう、と甘い予測しかできない人は食料を奪いあったり、水を奪い合ったり、生きるか死ぬかを迫られるような状況に陥ります。
決断するのはいつの時代でも自分。
どれだけ想像を働かせてリスクマネージメントをできるかにかかっています。
行き着く先は完全自給自足の「オフグリット生活」
そして、更にもう一歩先を行きたい私は「オフグリット生活」を考えています。これは私がというより、私のパートナー(10年来の知り合い。付き合って長いですが私がポンコツ過ぎて何度も結婚話が白紙になっています。とほほ。)が昔から計画していることです。
これからは「田舎でアナログな生活をしながらデジタルな仕事ことをする時代が来る」と10年前からずっと言っていたんですが、本当にそういう時代が到来しました。
日本はどんどん貧乏な国になっていくし、政府もどこに向かっているのかわからないし、食の安全も確保するのが難しくて、コロナのせいで世の中が一気に混沌とした雰囲気になってきたし、都会で暮らすのはリスクでしかありません。
都会は遊びに行く場所!住むなら田舎一択!!!
私達はこう考えています。
しかもお互いに病気持ちなので、都会(今は交通量の多い駅チカ住まい)のうるさい環境の中で暮らすよりも、自然の音が聞こえる田舎で太陽の光を浴びながら、野良作業とかして過ごしたいんです。
パートナーは体調が悪すぎてほぼ仕事をできていない状態だし、やるといってもネット関連の仕事なので在宅ワークのみ。今は田舎でもネットは光回線で早いので(場所にもよるけれど)、私達にとっては都会に住むよりも田舎のほうが性にあってる。
いや、魂が欲している!くらいのレベルです。
すでに田舎エリアに秘密基地のような場所を確保しているので、そこで野菜を育てたり、肥料を作ったり、太陽光パネルを設置して電力を確保したりしたいなぁと話しています。
まとめ
というわけで、今回の記事はサバイバルファミリーを観た感想と、そこから受けたインスピレーションと、やっぱり田舎がいいねというゴリ押しの話でした。
自分だけが助かりたい!
なんて自己中心的な話ではなくて、非常時になって混沌とした中で、赤ちゃん連れのお母さんとか、子ども達を助けたいからです。
弱い人を助けるためには、まずは自分がしっかりしとかないと共倒れになりますもんね。
できるできないは別として、ひとりひとりがそういう意識を持っていたらいざという災害時でもなんとかチカラを合わせて乗り切れるのが日本人だと思います!これからは利他の精神ですよ!
災害の多い日本で生き延びる知恵が描かれた『サバイバルファミリー』。観終わったときには謎の感動に襲われるのは間違いないです。
とても見応えがあり、「サバイバルとは・・・」ととても考えさせられる映画なので、ぜひみなさんも観てみてはいかがでしょうか。小日向文世さんの自虐とも思われるカツラ芸がふんだんに盛り込まれていてとってもおもしろかったよー!